手記を読んだ生徒の感想

 親の手記」を読んで感動しました。今の複式さんたちを見ていると、こんな事があったなんて思えません。みんな元気で楽しそうで、幸せそうな顔をしています。フォークダンスをやった時、私達よりみなさんの方が上手で、教えてもらったりダンスをリードしてくれたりとても楽しいフォークダンスでした。卒業して、複式さんとフォークダンスをできないなんてさびしいです。

 私は、複式さんみんなの生まれた時の事まで知りませんでした。生まれたときは、元気でもある日突然障害児になってしまうことがあると知りました。どんなに重い障害があっても同じ感情をもっている人間なのだから、私達も障害者のことをもっと理解して助けあわなければいけないなと思いました。

 わたしは、女です。将来子供を産んで幸せな家庭をもちたいと思います。友達の間でも、「自分の子供が障害児だったら?」と時々話しをします。正直言っておろすかもしれません。でも今日の授業をうけてすごく心が動かされました。どんな子でも、おなかを痛めて産んだ子はかわいんだなぁって、そしてそんな母親ってすごく強くてたくましいと感じました。もし将来、子供が障害児だったとしても、がんばって育ててみたいなぁって思います。
みんな一つ一つの命だし、育っていく権利があるのだから、どんな子でも産もうと中3ながらにもかかわらず思いました。そして、これから障害を持った子に出会った時も、一人の人として普通に接していきたいです。将来、強い母になりたいです。
今まで障害を持った人に対して、あまり深く考えた事はありませんでした。ただ「かわいそう」とか「自分と違う」とか、軽い気持ちでしか接していませんでした。でも、中学に入り複式学級の人達と色々な行事で接する事が多くなり、理解授業をやっていくうちにそんな考えをしなくなりました。逆に「決してかわいそうでない、かわいそうなのは、今までそう思っていた自分なんだ」と思うようになりました。そのような人達と接する事があったら自分からすすんでやっていきたいです。

複式学級のみなさんが何故そうなったのか?(障害をもったのか)今までまったく知りませんでした。けれど1回ぐらいは疑問に思った事があります。今日の授業で『親の手記』を読んで、正直言って言葉が出ませんでした。病気の名前も今までに聞いた事がないような名前ばかりでした。病気の種類もいろいろあって、とても複雑で、今うまく自分の気持ちをどう言ったらいいのかわからないのですが、ただ1つ言える事は“母は強いんだ!”の1言だけです。私たちは何の障害もなく平和に生活しているから、きっとお母さんたちの苦労は知らないと思います。なのに自分の子供が急に障害児になっても、どんな事をしてでも普通の人達と変わらないように育てようという心がすごく伝わりました。何事にもめげずすごいと思いました。複式さんたちも強いと思います。この授業がなかったらこんなにも複式さんたちの事がわからなかったと思います。

複式学級の先生から

『理解授業』だなんておこがましいですね。まずは複式学級の子ども達のことを『知ってもらう』こと、そこからのスタートでいいかな、と思っています。将来、大人になった彼らが、この手記のことを思い出すチャンスがあるかもしれません。その時 知るから理解することへと一歩を踏み出す人になってくれると嬉しいです。気の長〜い話で恐縮です。

 理解することは行動を伴うことー(自戒を込めて)
                       幸並中 菊地万理子

前を読む 次を読む